失せろ、ドカスが。腐れ雑巾みてぇなしみったれたツラ、二度とこのオレの目の前に晒すんじゃねぇ。

GRADE　　//　３年　　　　 　SEX　　//　♂　　　　 　BIRTHDAY　　//　10月10日 　HIGH　　//　185cm　　　　 　BLOOD　　//　A型　　　　 　LOVE　　//　滝口野花 　LIKE　　//　自分、頂点、王座、君臨、圧倒、銀座、銃火器類、肉（※最高級品に限る） 　DISLIKE　　//　公称→かっ消されてぇかカス　実状→貧乏、10、消火器類、イナゴの佃煮

斯くこそあるなれ、不良グループのボス。そんなキャラクターをもって罵詈嗚呼を牛耳る男、それがXANXUSである。古典的ボスとは言っても義理を重んじる人情型のリーダーでは決してなく、はっきり言って人徳はない。注釈を付けるなら「斯くこそあるなれ、不良グループ（※ヒール系）のボス」といったところか。ない人徳の穴を埋めるのは圧倒的な暴力性。男は黙って拳で語るとでも言えば少々聞こえがいいが、実際に敷かれているのは実力至上主義に基づく独裁政権による超ワンマン統治以外の何者でもない。数少ない味方も含め、自分以外のほぼ全ての者を見下す自信家。同時に我こそは天下を取るに相応しい器だと信じて疑わない野心家でもある。それなりに策謀も巡らせるその頭の作りは悪くないはずなのだが、「カス」「ドカス」「かっ消す」などなどインテリらしさとは無縁の口癖が目立つ。自らの図った通りにいかないことがあれば激昂し暴れる。理論で負けそうだと悟れば激昂し暴れる。世間では中学二年生に蔓延ると言われている病から未だ抜け出せていない感もあるその性格にはかなり難あり、むしろほぼ難しかなしといったところ。築ウン十年のおんぼろアパートで貧乏生活を強いられてきた反動か、好物は分厚く上質なステーキ、身につける服や指輪はブランド品ばかりという分かり易いブルジョア志向。なまじ喧嘩については天賦の才があり、人に有無を言わせぬカリスマ性なんてものも備わっているだけにここまで歪んでしまったとも言えようが、その才能さえなければ単なる友達のいない男になり下がる可能性が非常に高い。近頃XANXUSの胸に芽生えこの男を戸惑わせる感情――所謂初恋が、多少なり人格の成長を促すことが祈られるばかりだ。